町田市立国際版画美術館 「静かな詩情 銅版画の色と光展」へ行って来ました。
住んでいる地域にもよりますが、ぐるっとパスの中でも行きずらい美術館の1つでしょう。
まず町田駅が都心から遠いです。
私は1時間ほどでしたが、場合によっては2時間以上かかる人もいるかもしれません。
そして駅からも遠いです。
東京都現代美術館も駅から約13分と遠く感じましたが、この町田市立国際版画美術館は駅から約18分です。
受付で駅に帰るための地図を渡されたのが印象的でした。
興味があってもなかなか行けない美術館の1つでしょう。
思い切って行って来ました。
町田市立国際版画美術館は芹ヶ谷公園の一角にあります。
公園内に入れば、写真のような森林の中を歩けます。
天気も良く気持ちのいい散歩になりました。
最大の敵は町田駅でしょう。
立体的で目ぼしい建物もないので方向感覚が狂います。
iPhoneが無かったらたどり着けなかったかもしれませんね。
駅を正しい方向で抜けさせすれば、後は公園を目指せばなんとかなります。
結構下ります。
さすがに20分も歩くと疲れますね。
駅で迷ってうろうろしたので、余計に疲れました。
そしてついに到着です。
町田市立国際版画美術館は晴天にも関わらず非常に空いていました。
ありがたく1つ1つの作品をじっくりと鑑賞させてもらいました。
展示数はかなり多く、作者の説明なども丁寧でした。
また版画の技法など1つ1つ実物を使って説明してくれているのもわかりやすくて良かったです。
何点か作品の彫られている板も一緒に展示されていましたが、非常に繊細なのが一目でわかり刷ったものとは違う魅力がありました。
町田市立国際版画美術館では点数が多いこともありましたが、自分の中で好きな作品と嫌いな作品が明確に分かれました。
それだけ個性の強い作品が集まっているということだと思います。
「スティップル・エングレーヴィング」という技法を使った鈴木信吾さんの作品や二見彰一さんの淡い青が綺麗な作品が気に入りました。
確かに遠かったですが、見に行ってよかったです。
帰りは息も絶え絶えに階段を上って帰りましたが、今考えると芹ヶ谷公園を散策しながら横断すれば良かったことに気付きました。
芹ヶ谷公園を散策しながらの帰宅をお勧めします。
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