松岡美術館 印象派とその時代

日曜日, 9月 08, 2013


松岡美術館 印象派とその時代を見に行って来ました。
お恥ずかしい話、この松岡美術館をぐるっとパスを購入するまで知りませんでした。
いい美術館なのですが知名度が低いような気がします、もったいない。
白金台駅から徒歩6分ほどです。
看板もありますし、迷うことは無いと思います。
印象派とその時代」ということでワクワクしながら入場しました。

松岡美術館ですが、 写真撮影が自由に出来ます。
撮影禁止のところが多い中でありがたいことです。
QRコードが設置されているなど展示にも工夫が見られます。


常設展示の菩薩半跏思惟像(ぼさつはんかしゆいぞう)です。
ひときわ目を引く作品でしたが、美術館の中でも代表的な作品だそうです。
京都の広隆寺にある国宝「宝冠弥勒」と同じポーズで、源流ではないかと考えられているようです。
このほかにも中代東洋彫刻が展示されていますが、細やかな彫刻と日本の作品にはない雰囲気が印象的です。


同時開催「うつわのかたち」より白玉花耳環双獅子鈕香炉です。
白翡翠で出来ています。
翡翠というと緑色を想像しますが、白色など非常に幅広い色を持っているそうです。
繊細な彫刻が施された美しい作品でした。


ラスター彩と呼ばれる金属光沢を持たせる技法の陶器です。
日本や中国の焼き物とは違う雰囲気で、この独特の金属光沢が美しかったです。

海、水先案内人 ウジェーヌ・ブーダン 1884年

印象派の世界コーナーに移りまして、ブーダンの「海、水先案内人」です。
今回の展示会で一番印象に残った作品です。
青空と白雲の表現を絶賛された作品のようですが、個人的には海の透明感や動きの表現が素晴らしいと思いました。

渦潮、フィニステール県 アンリ・モレ 1911

鮮やかな色彩が印象的な作品でした。
穏やかな風まで運んできてくれそうな作品で私は好きですね。

 北ウェールズの穏やかな午後 ベンジャミン・ウィリアム・リーダー 1885年

こちらの「北ウェールズの穏やかな午後」はガラスから出て展示されていました。
写実的で本当に繊細な作品ですが、どこか迫力も感じる美しい絵画です。

松岡美術館を大いに堪能することが出来ました。
展示数も作品の質にも大満足です。
個人的な話ですが、撮影OKとはいっても写真はあまりよくないですね。
撮影と鑑賞がどっちつかずになってしまって集中できませんでした。
シャッター音はどうしても鳴りますから迷惑ですしね。
撮影可能でも最小限に留めたいと思いました。

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