ニューオータニ美術館へ「没後10年 人間国宝 松井康成展」を見に行きました。
赤坂見附駅から8分ぐらいでしょうか。
ニューオータニガーデンコートの6階に美術館はあります。
この「ガーデンコート」が曲者でした。
駅よりの四角の建物がガーデンコートです。
またガーデンコートの入り口に案内係?警備員?さんがおりますが、気にせず入場して大丈夫です。
間違っていないか美術館の場所を何度も確認してしまいました 笑
人間国宝 松井康成氏の作品展です。
作品についての知識がないまま展示会に行ったのですが、見てきた陶芸品とのあまりの違いに面喰いました。
2種類以上の土を練り合わせ模様を作る「練上」技法を用いた作品ですが…いや本当に衝撃を受けました。
年を追うごとに技術的に進化していき、また使える色が増えていく様がよくわかって面白かったです。
晩年の硬質な光沢が特徴の「披璃光(はりこう)」は美しく工芸品として完成された作品でした。
しかし私は初期の表面に亀裂を誘う「哺裂(しょうれつ)」の作品が強く印象に残りました。
独特の荒々しさ、それにより際立つ色彩が美しかったです。
まるで絵付けされたような美しい模様を土だけで表現しているのだから、凄まじいエネルギーを感じました。
詳しく説明が書いてあるのですが、哺裂(しょうれつ)がどうやって作成されているのか想像出来ませんでしたね。
点数は少ないのかもしれませんが、素晴らしい展示会でした。
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