浅草寺二天門前にあるアミューズミュージアムに行って来ました。
外観はあまり美術館っぽくはないですね。
そして入口は完全にお土産屋さんです。
このアミューズミュージアムの前は何回も通っているのですが美術館だとは知りませんでした。
お土産屋さんのような販売コーナーの奥に美術館の入口があります。
アミューズミュージアムは美術館には珍しくほぼすべての展示品に触ることができ、館内は撮影OKでした。
ありがたく撮影させていただきました。
年季の入った時計などが展示されていました。
実際にそれぞれの家庭を見守っていた時計たちなんだと考えると感慨深いものがあります。
木のぬくもりがいいですね。
人がほとんどおらず貸切状態でゆっくり楽しめました。
ただ帰り際に団体の観光客の方々が来ていたので、運が良かったようです。
こちらは黒澤明監督「夢」の衣装と写真などの展示コーナーです。
私は昨年この夢のロケ地の1つ、長野県安曇野の大王わさび農場に行きました。
夢のロケ地です、と言われても特に意識していなかったのですが…
展示コーナーに入って驚きました。
展示された写真はどれも見覚えのある光景で、記憶の中の風景と比べながら楽しむことが出来ました。
これも何かの縁ですので黒澤明監督「夢」を見てみようかと思います。
そしてこちらが特別展「布を愛した人たちの知恵と美とデザイン」です。
国指定重要有形民俗文化財の衣類31点が展示されています。
一歩展示コーナーに入って圧倒されてしまいました。
素晴らしい展示の仕方だと思います。
そしてこの重要有形民俗文化財も実際に触ることが出来ました。
1つ1つが手が込んでいることがわかります。
実用性重視でデザイン面はもしかしたら考えていなかったのかもしれませんが、美しい衣類でした。
アミューズミュージアムですが、正直に言いますとあまり期待してはいませんでした。
しかし実際に手に取ることができ、展示方法も工夫されていました。
古い布製品は捨てられてしまうことが多いらしく、貴重性もよくわかりました。
また「もったいない」という言葉が印象的でした。
今は豊かになり物が溢れています。
この展示で物を大切にすることを考えさせられました。
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