大倉集古館 大倉コレクションの精華II ―近代日本画名品選―

水曜日, 8月 21, 2013


大倉集古館へ「大倉コレクションの精華II ―近代日本画名品選―」を見に行って来ました。
大倉とはついていますが、それがあの「ホテルオークラ」と関係しているとは思いませんでした。
大倉集古館へ行き、目の前にホテルオークラ東京があり館内の説明を見て初めて気が付きました。
ホテルオークラといえば、話題になった絶品のフレンチトーストを最初に思い浮かべてしまうくらい縁遠い場所です。
一度は泊まってみたいものです。


この大倉集古館ですが、入り口前には写真のように石像が並んでいます。
また大倉コレクションの精華II ―近代日本画名品選―と銘打ってますが、常設展示の仏像や考古遺物なども一緒に展示されていました。
建物自体の雰囲気や一緒くたな展示内容、そして館内も照明を落としており海外の美術館に来たような独特な雰囲気がありますね。

作品では横山大観作「夜桜」が素晴らしかったです。
色彩がとにかく美しい。
そして舞い落ちる桜の花びらの1つまで丁寧に描かれ繊細な印象を与えます。
暗闇に焚火の炎でライトアップされた桜が本当に美しかったです。

個人的に印象的だったのは、昭和4年にローマで開催された日本美術展の写真等の資料です。
写真などのローマ展の資料を見た後に、改めて展示されている作品を鑑賞すると不思議な気分になりました。
80年も昔の海外の美術展の作品を、今自分も鑑賞している。
何やら当時の雰囲気まで一緒に味わっているよう不思議な気分でした。

  • Share:

You Might Also Like

0 コメント